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PiCNiC

PiCNiC

Chara

PiCNiC

定価: ¥ 3,990

販売価格: ¥ 3,441

人気ランキング: 17658位

おすすめ度:

発売日: 2000-11-15

発売元: ポニーキャニオン

発送可能時期: 通常24時間以内に発送


『Love Letter』の岩井俊二が『スワロウテイル』との間に、人気シンガーCHARAをヒロインに撮った自主映画的アナーキーなメルヘン。妹を殺したココは、入院させられた精神病院で、ツムジとサトルという2人の青年と知り合う。
彼らは施設の塀の上を歩く探険を楽しんでいた。やがて、地球が滅亡するという妄想にとらわれた彼らは、滅亡を見届けるために、塀の外に出てはいけないという規則を守りながら、塀から塀へとつたって海を目指してピクニックに出かける。
ピクニックの間に出会うさまざまな人々との交流に、日常への批評を読みとることもできる哲学的な深みを、岩井の軽やかな映像がポップに仕上げている。なかでも鈴木慶一のとぼけた神父さんが印象的である。CHARAと浅野忠信夫婦の出会いの映画としても要チェックだ。(堤 昌司)


浅野忠信とCHARAの出会いの作品
印象画のようなはっきりとしていない、観る人によって捕らえ方が異なる映画だと思います。

また、大衆的でなく観る人を選ぶ作品ですね。



岩井俊二監督らしさはあるものの人気どうこうではなく、撮ってみたかった作品でしょう。



施設から出る事を禁止されており、塀の上だけはいいと判断しピクニックに出掛ける。

3人とも子供のように無邪気に、しかし悩み、救いを探す。

他にはあまりない独特な雰囲気でした。



10点中4点!!

「塀の上」という彼らのみの聖域
「偽者」だと言われたことが理由で、「双子の妹」を殺した過去を持つ天真爛漫な「キキ」(Chara)。

「小学校の担任」を殺した過去を持ち、毎晩その「担任」の幻覚と悪夢に苛まれる無口な不良読書家「ツムジ」(浅野忠信)。



「潰れかけた精神病院」のような寂れた施設内で、二人は出会い、さらにもう一人の仲間「サトル」とともに、

「塀の外」に出ることを予め禁じられた、「塀の上」のみの旅をします。

旅の途中、ある人物からもらった「聖書」がきっかけとなり、3人は、「地球の最期」を見届ける旅に出ます。



映画としては、時間も短く、綿密に練りこまれた「脚本」があるわけでもないです。

実際、撮影上行き当たりばったりで撮られたシーンも多く、「映画」としての完成度のみを求めて

本作を観ると、肩透かしを喰らうかも知れません。



が、私が、この作品に魅かれた理由としては、「映像美」と「感性」によるものが非常に大きいです。

何気ない街の風景や、建物、木々のざわめきが、主人公3人の「幼く危い感性」とともに、自分の幼少期の

最も鋭敏な深部に入り込んで来て、息苦しいような懐かしさと倦怠感を呼び起こさせます。



雨の中、普段「鉄」のようにクールな「ツムジ」が、教師の幻覚に発狂し、それを「ココ」が、救いだすシーンは、

この作品の最も美しい場面でもあるでしょう。



「塀の上」という彼らのみの聖域で見出された「地球の最期」とは何なのか、観る人にその答えを突き付けるような作品です。

憶えているのは 真っ青な空
映画館で観たのですが、内容が思い出せません。それぐらい、インパクトはなかったです。『「Love Letter」は全く悪人が出てこない映画で、「PicNic」はその逆』みたいな事を監督が雑誌で言っていましたが、そういう事なのでしょう。浅野さんがTVのインタビュー番組で、撮影当時Charaさんに対して「『この人、僕の事好きになってくれないかな』と思っていた」と言っていたのを聞いて、「ある意味二人の恋愛ドキュメンタリー映画」だな、と思いました。

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