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スワロウテイル

スワロウテイル

三上博史

スワロウテイル

定価: ¥ 3,990

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人気ランキング: 3879位

おすすめ度:

発売日: 2003-11-19

発売元: ポニーキャニオン

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『Love Letter』で一躍日本映画界の寵児となった岩井俊二監督が、近未来の日本を舞台に、斬新な映像感覚で作品である。
東京湾には「円都(イェンタウン)」と呼ばれる無国籍地帯が広がり、アジア各国からの移民も多く住んでいる。娼婦のグリコは、母親を殺された少女アゲハと一緒に暮らしていた。ストーリーは、偽札作りやグリコが歌手として成功していく様子、アゲハの母親捜しなどが絡みあいながら展開していく。
英語、中国語、日本語がとびかう無国籍感覚と、アゲハたちが広大な空き地に作ったコミューン感覚が、閉塞した日本の現状に対するアンチテーゼとなっている。My Little Lover がライブハウスに出演していたりと、PV出身の岩井監督らしさがあふれる意欲作だ。(堤 昌司)


久しぶりのヒット!
架空の都市・円都(イェンタウン)で円盗(イェンタウン)と呼ばれ忌み嫌われながらも、夢を求めて奔走した移民の成功と挫折の物語。
架空のお話で斬新なカットなのに、何故だか伝わってくるものは妙にリアル。用意されている設定の割にはすんなりと入っていけました。
ガラス細工のように美しく儚い夢や希望を純粋に追い掛ける主人公たちの姿が、斬新な撮り方や少し残酷な描写をすることで、より際立っています。(R指定だったのは小学生が偽札作りするシーンのせいなのね)
最後は岩井監督らしく?優しい終わり方で見終わった後はCHARAの歌でそっとすくわれて、心地良い余韻が残ります。
これらのスタイリッシュで綺麗なお話を違和感なく受け止められるのは、やはり架空の世界の話だからでしょうね。
2時間でこれだけ主人公たちに愛着がわき、その後が気になって仕方がない邦画は初めてです。洋画でもそうないかも?
俳優たちはとても豪華で、それぞれ重要な役割を果たしていました。
何回も見たい作品ですね。

ここはカラく。
何をしたいかは何となく理解できる映画なのだが、
「未消化」、
としておきたい。
確かにスタイリッシュではある。
多少は、二番館的な、映画好きを喜ばせるような雰囲気も持ってはいる。
映画は活動「写真」であるから、
原義通り写真としての絵ヅラのよさを追求したやたら黄色っぽい画面も、
ノスタルジックなものとして、十分認めたい。
確かに悪くない映像だ。
ただ、残念にも、そこがドン突きであるような感じだ。
その先が弾切れなのが何とも惜しい。
見た目は美味しそうなおでんなのに、食べてみたら出汁が殆どとれてなかったような。
せっかくいい匂いまではしてることだし、
これでいい出汁が出ていたら文句なく推すとは思うのだが。

ここ20年くらいの邦画では1番かな
黒澤明作品群が好きなので、All Time Best1邦画とは言い切れませんが、封切り以来回数で言えば一番たくさん見た邦画だと思います。

特別感動して涙が止まらないという場面があるわけではないし、ものすごく盛り上がるシーンがあるわけでもありませんが、なぜこんなに切なく胸が苦しい余韻が続くのか。



音楽とキャスティングの勝利ですかね。Charaなくしては成立し得ない映画ですし、三上博史もはまりまくり、渡部篤郎もおいしい役どころですね。演技が上手いとか下手とかではなく、キャラクターが一人一人個性的で、伝わるものが強くなっているのだと思います。

若干ミスキャスト?と思えるところがないわけではないのですが、O塚さんは?どうですかね。



一回だとわかりにくいかな。大どんでん返しがあるわけでもなく、淡々とラストを迎えていくので何回か見るとより味わえる、何回見ても楽しめる映画だと思います。

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