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KAMAKURA

KAMAKURA

サザンオールスターズ

KAMAKURA

定価: ¥ 3,000

販売価格: ¥ 2,850

人気ランキング: 2648位

おすすめ度:

発売日: 1998-05-21

発売元: ビクターエンタテインメント

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



サザン最高傑作
私はあらゆる意味でサザンの最高傑作は本作だと思っております。'85年当時オリジナルアルバムで2枚組ということにまず驚かされ、予約しないでレコード屋に行ったら売り切れだったという苦い思い出が蘇ってきます。(再予約して実際聴くことができたのは発売日から1週間後でした)サザンのメンバーも自分たちのオリジナルアルバムで好きなものは?との問いに本作を挙げていた、となにかの記事で読んだことがあります。コンピューターとの格闘は前作「人気者で行こう」よりさらに進み、今この音を聴くとさすがに「古臭さ」を感じますが、それは20年以上も前の作品、仕方がないことだと思います。当時としては画期的なメッセージソングDisk1,M-1、サザン定番バラードDisk1,M-4やDisk2,M-5、原由子が唄うもはやスタンダードナンバーDisk1,M-10、関口和之作・ボーカルによるDisk2,M-6、ファンに人気のノスタルジックナンバーDisk2,M-7、サザン流ハードロックDisk2,M-8、本作の顔でもあるシングルヒットしたDisk1,M-8(オリコン最高2位)、Disk2,M-2(同4位)等、収録楽曲は多種多様・お腹いっぱいの全20曲。このアルバムでサザンは日本の音楽シーンのトップに登り詰めた感がありました。「国民的バンド」と言われ始めたのもこの頃。この後サザンは休業状態に入りますが、このアルバムを聴けばそれも仕方ないと思うほど「やりきり感・達成感」があるのも確かです。

「国民待望の2枚組、『KAMAKURA』」
オリジナルアルバムにしては珍しい2枚組アルバムです。1曲目の「Computer Children」からやられます。斬新です。今のサザンではとても作れません、こんな曲。この曲は、テレビゲームばかりしている子供たちを比喩した曲なのですが、現代のコンピューター社会をのことを歌っているようにも聞こえます。22年前に、もう21世紀はコンピューターの社会になると桑田さんは知っていたんですね。凄すぎです。

お気に入りの曲は、「Computer Children」・「真昼の情景(このせまい野原いっぱい)」・「Happy Birthday」・「夕陽に別れを告げて|メリーゴーランド」かな。勿論、他のアルバム曲もすばらしく、抜けてる曲が一曲も無いというところもこのアルバムの凄いところであり、未だにサザンのアルバムの中では最高傑作といわれ続けている理由です。サザンはどのアルバムもそうですが、特にこのアルバムはバラエティ豊かです。「Computer Children」や「Brown Cherry」「怪物君の空」などのロック色の強い作品もあれば、「Happy Birthday」「欲しくて欲しくてたまらない」「愛する女性(ひと)とのすれ違い」「死体置場にロマンスを」 などのポップな曲も収録されています。曲の質・収録曲の数・さまざまな曲が収録されていると、3拍子そろっています。文句なしの5つ星です。最高です!!!ちなみに、レビューのタイトルである「国民待望の2枚組、『KAMAKURA』」はご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、KAMAKURAが発売されたときのテレビCMで流れていたキャッチコピーです。

コンピュータとのせめぎ合い
 レコーディングに1800時間を費やした大作。(後年の「さくら」は3000時間といわれる)

 全体的に、コンピュータを駆使しての音作りが目立つ。まだ発展途上にあったコンピュータ技術のせいか、今聴くと少し古臭い音に感じるかもしれない。

 それでも印象に残る曲は数多く、このアルバムを最高傑作と呼ぶ人は多い。

 「キラーストリート」がリリースされた時、同じ2枚組みオリジナルアルバムである「KAMAKURA」が時々引き合いに出された。

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