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fake star

fake star

平井堅

fake star

定価: ¥ 1,020

販売価格: ¥ 1,020

人気ランキング: 184位

おすすめ度:

発売日: 2007-09-12

発売元: DefSTAR RECORDS

発送可能時期: 通常24時間以内に発送


繊細なアレンジメントとダイレクトなアタック感を融合させたハウス系トラック、心地よくも意外性に満ちた転調を繰り返す曲構成(間奏ではいきなりジャズ・サウンドが挿入される)なかで歌われるのは、「プライベイトも切り売り」してしまうフェイク・スターの生活。言うまでもなく「POP STAR」のアンサー・ソングなのだが、個人的には歌詞のユニークさ(どこまでが本音で、どこまでが冗談なのか…)よりも、新しいサウンドにトライしようとする平井堅の姿勢が端的に現れた作品として評価したいと思う。どうしてもバラードのインパクトが強い彼だが、じつは"ポップスの新しい形"を提示し続けるオリジネイターという側面こそがアーティスト・平井堅の魅力ではないか。クセのあるメロディをなめらかにグルーヴさせていくボーカルを聴いていると、どうしてもそう思わざるをえない。2曲目には「fake star」のジャズ・アレンジ・バージョン、3曲目には「fake star」と「POP STAR」をクロスさせたマッシュ・アップを収録。(森朋之)


コレは嫌いだった
正直、平井堅=バラード(スローテンポ)のイメージがあった。

だから、この歌を最初聞いたときはあまり好きになれなかった。

だけど、CMとかで、何回も聞いているうちになんか耳に残ってて、そのうち好きになりました。

そして、やはり歌が上手い!!



平井堅らしい曲
久しぶりにリリース日を楽しみに待った曲です。
今でこそ、平井堅=バラードのようなイメージが着いていますが、彼がブレイクするキッカケはR&B。平井堅の得意とする分野なだけあって文句無しの出来だと思います。
聴いてみる価値アリです。

哀切の後味
平井堅は多分バラードを歌うのが大好きだと思う。でも「平井堅といえばバラード」と言われるのは大嫌いなんだろうな、とこの歌を聴きながら思った。

新境地に果敢にチャレンジする姿勢は評価できる。PVのラブシーンも含めて(しかしあの演技はなんとかならんか)。



2年前の「POP STAR」と対であり、そのダークサイドというコンセプトで作られているこの曲は歌詞が工夫されているし、あちこちに仕掛けが忍び込ませてあってニヤリとしてしまう。「POP STAR」は大文字で「fake star」は小文字というのも意味深長で気がきいている。



スモークガラスの車、お忍びのサングラス、1度乗ったら降りられない欲望列車、全員こっちを見てる乗客たち・・・

スリリングな道具建てで、自身の住むショービズ界を「プライベイトを切り売り」しても「まつりあげられてナンボ」だと突き放す。

そして、はじめは「化けの皮をはがしてやる」はずだったfake starなのに、結局最後には「それは俺のことだよ」と告白する(ジャケット写真のマスクが俄然意味を持つ)。

聴いていると、これは彼の本音なのではないか、平井堅は本気で自分をフェイクだと感じているのではないかと思えて、何だか可哀想になってしまう。

聴き手にそう思わせるのはこの人の作詞能力の高さであり、歌い手としての表現のたくみさであることはわかっているけど。思いがけない哀切の後味。



カプリングのスゥイング・ジャズアレンジも違った色合いが楽しめるが、出色はPOP STAR × fake star mash up version。まさに1粒で2度おいしい。隠し味が「毒」だからなお一層いい。


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