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ブラックジャックによろしく 涙のがん病棟編

ブラックジャックによろしく 涙のがん病棟編

妻夫木聡

ブラックジャックによろしく 涙のがん病棟編

定価: ¥ 4,935

販売価格: ¥ 4,935

人気ランキング: 48267位

おすすめ度:

発売日: 2004-07-22

発売元: キングレコード

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医療のあり方に悩み、もがき苦しむ研修医の姿を真摯な制作姿勢で描いた連続ドラマ『ブラックジャックによろしく』のスペシャル版。斉藤(妻夫木聡)は第四外科(通称・がん病棟)での研修で、久しぶりに同期の出久根(加藤浩次)たちと一緒になった。斉藤の指導医で、抗がん剤の研究に熱心な庄司(阿部寛)は紹介状を手に診察にやってきた主婦・良江(薬師丸ひろ子)に対して、即座にすい臓がんだと告知する。治らないなら告知しないという庄司の言葉を信じ、良江は手術を受け、その手術は無事成功するのだが、今度は肝臓に腫瘍が再発する。
連続ドラマの時には主人公の過度な正義感ぶりに幾度となくイライラさせたが、このスペシャル版では斉藤がわずかながらも人間として成長していることもあって(このわずかが大事!)、そのあたりの違和感はかなり緩和されている。斉藤と出久根のそれぞれの担当医である、抗がん剤を積極的に使用する庄司と抗がん剤をいっさい使わない宇佐美(石橋貴明)との対比はいかにも図式的だが、この重いテーマをわかりやすく描く上では有用だっただろう。この特別編で感心させられたのはむしろ出久根のパートの方。末期がん患者のまどか(伊東美咲)を必死に励まそうとする出久根の献身ぶりが感動的だ。(麻生結一)


TVシリーズも原作漫画も未見だが、
素晴らしいという評判だけは知っており
偶然このスペシャル版だけをTVで観た。
特に加藤浩次や笑福亭鶴瓶、石橋貴明といった
所謂お笑いが役者をやることに違和感を持っている人には
是非レンタルでもいいので観て欲しい。
作品全体も充分
劇場公開にも堪えられるクオリティであると思う。

よく取材されている
いささかマンガチックに誇張されているところもあるが、おおむねがん治療現場の実態が正確に描かれている。抗がん剤が実名で出てくるのもよい。脚本家は「患者よ、がんと闘うな」派と「がんに勝つのは闘った患者だけだ」派という対立軸を意識して設定しているようだ。「化学療法」(抗がん剤によるがん治療)の問題点も一応そつなく押さえており、実態を知らない人は目を開かれると思う。近藤誠氏の著作などと併せて見ればさらに背景を理解しやすい。
がん治療に携わる予定の医療従事者、医学生、薬剤師、看護師、そしてすべての患者さんとその家族にお薦めしたい。

妻夫木の演技が光ってる
女性患者に対する男性医師の妙な感情移入が気になるといえば気になるが、それでもドラマの展開としては悪くない。特に、妻夫木聡は、ともすると薄っぺらくなってしまいそうなこのドラマを引き締めるのに十分な演技を見せてくれる。それにしても、妻夫木演じる研修医は「あんな研修医いるよなぁ」と思わせてくれるハマリ役。なんだかはるか昔の自分がそうだったような気になってくる。難をいえば、妻夫木以外の役者にも演技派をそろえていれば、もっと評価されてもいいドラマになったのではないだろうか。制作スタッフがよかっただけに残念な部分ではある。それでも、一度見てみてもいい作品だと思う。

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