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恋歌~THE LATEST J-LOVE BALLAD HITS COLLESTION~

恋歌~THE LATEST J-LOVE BALLAD HITS COLLESTION~

武田雅治



定価: ¥ 3,059

販売価格: ¥ 2,905

人気ランキング: 2664位

おすすめ度:

発売日: 2006-09-20

発売元: SE

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男としての歌い方に於ける手本・参考のよう。またアレンジの面白みもそれぞれ意義深く、味わいも深い
“ねえ”一言の凄さから今作は始まる。「思いが?」の有名な冒頭を武田氏は柔らかく空気に溶けこむ“ねえ”で歌った。優しく内省的な深みを琥珀色に醸す。また男の裸の部分をこめて歌われる曲想は、隣に誰かを置くような身近さがある。

ジャズの「桜」は原曲の静けさが汲み取られ、彼の澄んだ声が活きる。全体がウッドベースらの奥深い空気で包まれ転調部の違和感も統一された感じ。

最注目の「くるみ」は、原曲が失恋の傷を前面に出すのに対し、こちらはリズムを押し出す。それは日常生活のリズムを表すようで、そこに追われながら今現在道を進んでいる主人公像に微妙に変っている。サビはファルセットとキー下げ声のchoirだが、そのつぶやきのような声は、日常の中で自身とその心に居る相手に話し掛けるよう。

「新大阪」は彼の紳士的な印象にやはり合いロングトーンも渋く決まる。

「TSUNAMI」はボブ・マーレー的。休符が短くどんどん息を流してゆく難しさを、うわずらず安定して切ない風を運ぶ。

「心ひとつ」は原曲の圧倒さをどう工夫するのか注目所。彼らしい感情を抑える中で滲み出るセクシーさ、甘美な息づかいが光る。

「サヨナラ?」冒頭、空虚さの混じるソウルは武田氏だからこその空気感。サビの力強さも感動的。

「雪の華」は徳永が客観性を主体に声を置いていったのに対し、武田氏は積極的に感情を込める。だが原曲の落ち着きを逸脱せず、彼の切ない声を美しく投影する。編曲も徳永の素朴さと反対に、慎ましくも荘厳なストリングスが背景に広がる。

「永遠にともに」は心の中で搾り出すような表現。それは幾つか物語を潜った上で歌える大人の心情のよう。“ぶつかり”等細かい表現力に深み。

ゴスペルの「Jupiter」は素晴らしい。このかたちは一層原曲の感動面を引出して、声の波動となって体感できるから。R&Bの彼の声がそれに最もなじむというのもある。四声のソロがいるのも贅沢だ。

8 out of 10
"Singles 10 years Complete Box"のライナーノーツを読むまでこのアルバムの存在を知りませんでした。TAKEさんのボーカルが好きなので早速購入しました。



最初に聞いた感想としては、SOSの楽曲におけるあの圧倒的なボーカルと比較して、ソロアルバムであるにも関わらず、TAKEさんのボーカルの魅力が存分に引き出されていないという印象を受けました。



しかしながら、聞き込んでいくとこれが結構良い。



確かに、選曲に難があるような気もしますし、SOSでカバーした「もう一度夜をとめて」や「You are so beautiful」と同等あるいはそれ以上のものを期待するとがっかりすることになるかもしれませんが、個人的には「新大阪」が◎で、「永遠にともに」、「サヨナラcolor」、「思いが重なるその前に…」、「心ひとつ」が○です。「TSUNAMI」もそれほど悪くないです。今回のアルバムでは「くるみ」がワーストかな。ミスチルのカバーをするなら他にもっと良い曲があるはずなのに、なぜ「くるみ」なのか理解に苦しみます。



総合的には10点満点の8点です。

タケさんの歌声は最高なのだけど・・・
SOSのアルバムPianoforteに収められた「尊敬する先輩の曲」崎谷健次郎の「もう一度夜をとめて」を初めて聴いた時、全身に鳥肌がたちました。技術的にどうのこうのではなくて、カバーということを超えて、まるで自分達のオリジナルであるかのように熱く歌い上げていました。迫力のある歌声、セクシーな裏声、SOSによる編曲も素晴らしかった。



2000年以降のヒット曲をカバーした今回作品、SOSの他のメンバーは不参加というのが気がかりでしたが発売前から楽しみにしていました。タケさんなら間違えなく歌いこなすでしょうから。

しかし・・・残念ながら・・・訴えかけるもの、心にしみるものがなかった。その意味では期待外れでした。

歌声は最高なのに。

タケさんの歌を最大に生かすためには「妙な小細工=編曲」は邪魔ですね。今回特に最悪なのはレゲエにしたtsunami、聴いているのが辛かったです。シンセサイザーによる打ち込みの音ばかりが目立つ新大阪もタケさんの足を引っ張っているとしか思えませんでした。JUPITERはどうして途中から女性ボーカルを主役にしてしまうの?平原綾香の歌声をたちまちにして思い出してしまうじゃないか。疑問ばかりが頭を過りました。



今回の曲はタケさん自身が選んだものは1つもなく、プロデューサーによるものだそうですね。その部分が妙にひっかかります。

今回のアルバムの出来について、タケさん自身は満足していらっしゃるのでしょうか。

今度カバーアルバムを出す時はすべて御自分による選曲で、SOSによる編曲でと願います。






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