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彼女
彼女
aiko
定価: ¥ 3,059
販売価格: ¥ 2,600
人気ランキング: 778位
おすすめ度:
発売日: 2006-08-23
発売元: ポニーキャニオン
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
一番好きなアルバム!
ニュー・シングルも快調なaikoですが、このアルバムは彼女のアルバムの中で一番好きなものです。詩、曲ともにまさにaikoの世界そのものという感じですが、私がこのアルバムで一番好きなのは彼女の歌声です。
彼女はここで本当に幸せそうに歌っています。もちろん、楽しい歌だけでなく、悲しい歌、複雑な人間関係を描いている歌といろいろありますが、いずれにしても、彼女はここで歌う事が出来て本当に幸せだといわんばかりに見事に歌い上げています。メロディーとか詩とか編曲とかここまでの楽曲を作り上げるにはそれ相当の時間、苦心があったでしょう。が、そういうところを全て超えたところで、本来、人間の「歌」というのは、結局こういう自由なものだったのだと、私に提示してきます。そっと。さりげなく。
そして、そういう彼女の歌声を聞いているとこちらも幸せになります。自分が解き放たれる様な、慰撫されるような快感を覚えます。
aikoが初めてという人にはベスト盤よりもこのアルバムをお勧めします!
小さな心の中に咲く花
初めてaikoを聴き、詞の世界の奥まで潜ってゆき愛しくなる感覚というものに出会った。そこでは心象を細部に宿すように、小さいもの、弱いものの中にある綺麗な意思を描くから、彼女の世界はどこまでも切ない。“あなた”という呼び方をするヒロインは心の優しさを自然に表す一方で、無防備だ。aikoの声もその発声の浅さや、声の小ささが、ヒロインの無垢さや行間の透明さを形作ってゆく。そして彼女の声でなければそのヒロインのピュアな部分は表しきれないような気がする。
「シャッター」。“切りすぎた前髪”(昔Chage&Askaの「好きになる」の詞を思い出す)という描写に表れた素朴な女性が“?でありますように”と、一人で呟いてゆく世界にaikoの心象の視点をみるようだ。「気付かれないように」は更に真骨頂で、その視線に沿ってリスナーも追想してゆくから哀しさもその言葉ごと自分の中に入ってくる。“今の彼女”と切り出すリアルな空気も秀逸だ。「キラキラ」は些細な日常の出来事が全部“帰ってきたら話すね”に結びつく流れが切なくていとおしい(話すねーと届けとばかり伸ばす箇所も)。「深海冷蔵庫」は抽象世界のことばの並べ方で喪失感に彼女独特の色づかいをみせた。「17の月」“丸い爪に射して跳ね返すオレンジの色”や「スター」“赤く染まる指先や頬を”は細部に象徴を込める彼女の描写手法だし、「雲は白リンゴは赤」も印象的な二つのもの、二つの色に二人の姿を重ねていた。「ひとりよがり」「あられ」のアンニュイなはまり方はお気に入り。一方「瞳」は名曲。中島みゆきの「誕生」等と共にこれから一人歩きしてゆく曲になるだろう。瞳というものに生の意味を見つけ、その輝きに向けた願いの曲。aikoらしいのは別れの傷をその中で大きく位置付けているところだ。
何と言ってもずば抜けた歌唱力
以前はaikoニガテでした。片想いor失恋系のラブソングばかりで
ちょっと抵抗があったのですが近頃の売れ専なアーティストに飽き飽きしてたので
買ってみたアルバムです。
まず、何と言っても声質の良さ、音域の広さ、ずば抜けた歌唱力で
聴きごごちの良さを感じました。上手いのに、上手さをひけらかしてる様子でもなく
ナチュラル。詞の表現も細やかなので、『この歌詞の意味は何なんだろう?』とか
色々考えながら聴いたりするのも面白かったです。
それに、安心して聴ける。何ていうか、信用できるというか。
駄作が無いのも凄いです。
個人的に好きな曲は。。。
*気付かれないように
*深海冷蔵庫
*ある日のひまわり です。
思い出を振り返りながら聴くと曲の世界に同調する感覚が味わえました。
アップテンポな曲もバランス良く入っています。
全体的に、買って良かったアルバムでした。
ただ、1つだけ要望があるとすれば
これだけの細やかな作詞ができるのに、恋愛ソング以外は書けないのか?と
思ってしまします… 片想いの曲や、好きだの愛してるだのより
もっと別のaikoの世界観が見てみたい。毎回同じような内容だと
いい加減ネタも尽きるだろうし、年から年中恋愛モードな人もそうそういないのでは?
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