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アンドロメダ
アンドロメダ
aiko
定価: ¥ 1,260
販売価格: ¥ 1,260
人気ランキング: 11796位
おすすめ度:
発売日: 2003-08-06
発売元: ポニーキャニオン
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
彼女自身の視力が落ち、「これだと、大切なものを見逃してしまかもしれない」と思ったことがきっかけになって生まれた表題曲。サビの「交差点で君が立っていても もう今は見つけられないかもしれない」というフレーズは、“そのまんま”だったりもするが、視力が落ちるという個人的な変化(そしてそれは、だれにでもあり得ることでもある)を、豊かな奥行きとカラフルな情感を持つポップスとして昇華させてしまうのが、aikoという才能なのだと思う。軽やかに、ナチュラルに跳ねるメロディもすてきです。(森 朋之)
もう、最高っすね!!!
『アンドロメダ』、すごくイイです。
カップリングも、思わず口ずさんでしまいますょ。
『どろぼう』は、とにかくかわいいメロディで、
『最後の夏休み』は もうとにかく歌詞が・・・。
聴いて損なし!!!
アンドロメダ
「アンドロメダ/どろぼう」と両A面シングルにしてもいいと思うぐらいいc/wの「どろぼう」もいい曲
「アンドロメダ」はかなり好きな曲ですaikoらしい曲だと思います
バラバラな感覚たち
ここでは、とにかくも目が悪くなるということが執拗に歌われる。「何億光年向こうの星も/肩についた小さなホコリも」すぐに見つける事ができた「自慢」の目がぼやけてくる、他者の「息づかい」や「握り返してくれた手はさらに消えなくなる」のにも関わらず。つまりここでは触覚と視覚との二つの感覚的精度における乖離それ自体、その引き裂かれこそが明確に主題化されているのだ。このような乖離によって自分の統覚が分裂してゆく孤独は次のように、詩的に述べられる「空は暗くなってゆく/今日も終わってしまう/この世の果て来たようにつぶやく『さよなら』」。ここでは視覚の精度が落ちてゆく様子を夕暮れ時に暗くなってゆく情景と重ね、失ってゆく視覚に抗うように、実際に声に出してつぶやいてみせる。この別れの言葉は自らの視覚と触覚との乖離を指し示すと同時に、聴覚的要素をそれらのちょうど間に即物的なものとして付置する事に成功しているんじゃないかという気がする。それによって、ばらばらに引き裂かれてゆく感覚たちが、より明確な位置関係を持って聴くものに立ち現れてくる。と思いきや、歌の最後ではこのように告げられる「この歌よ/誰が聴いてくれる?」と。それまでに示した、三者の感覚の関係性それ自体を疑うように「この歌」が誰かに聴かれる事に関する疑問をすら投げかける。そもそも触覚と視覚とに引き裂かれた感覚は当然、その他の感覚、ここでの聴覚の在り処をも曖昧にせざるを得ないだろう。先に示した「さよなら」という言葉は明確な立ち位置を失い、三者の関係はもはや先述したような聴覚を中心とした位置関係すら持ち得ない、散漫な空間へと放り出されて歌が終えられる。そのような曖昧な空間性が、翻って、視覚の不安と再び繋がってゆく事は言うまでもない「交差点で君が立っていても/もう今は見つけられないかもしれない」。
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