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Atomic Heart

Atomic Heart

Mr.Children

Atomic Heart

定価: ¥ 3,059

販売価格: ¥ 2,753

人気ランキング: 1035位

おすすめ度:

発売日: 1994-09-01

発売元: トイズファクトリー

発送可能時期: 通常24時間以内に発送


『Atomic Heart』というタイトルは、アルバム全体を通して散りばめられた科学的な雰囲気に由来している。センチメンタルさ、ロマンチックさといった人間の柔らかい感情をくり抜き、人間を1つの生物、物質として冷静に分析した。本作の詞は、今までのミスチルにない「無機質な魅力」を醸しだしている。
どの曲もサイケでセクシーであり、実験的なサウンドや仕掛けもおもしろく仕上がっている。それでいながら、大ヒットシングル曲をはじめなど、ミスチルならではのジンとくる、ほのぼのサウンドもきちんと押さえているところが心憎い。(生野 舞)


バラエティー豊かな名盤
個人的には『深海』のダークな世界が一番好きなんだが

おそらく一般的にはミスチルの最高傑作となるとこっちなんじゃなかな。

確か当時のアルバム売上記録を塗り替えたんじゃなかったっけ。むちゃくちゃ売れたと思う。



『innocent world』。言わずと知れた代表曲でレコ大受賞曲。

イントロから清涼感が溢れています。サビ前まではやや低空飛行を続けていきますが

サビ直前から一気に天高く! そしてサビでの開放感が最高に気持ちいい!



他にも全体的にはポップにまとまってはいるけど、それぞれの曲は個性が強いものが多い。

正直現在のミスチルにはウンザリしているんだけど、この頃はやっぱりいい。

ブレイクスルー
簡単な内容は商品説明の通りです。

前作より押し出したバンド・サウンドをより深め、さらに実験的な手法を数々取り上げています。



個人的な注目曲は「Dance Dance Dance」「イノセントワールド」「ジェラシー」「雨のち晴れ」。

「Dance Dance Dance」:C7sus4→C7のコード進行のリフから紡ぎ出された、驚くほど豊かなメロディーラインが秀逸。

サウンドも今までのミスチルになかったもので、リアルタイムで聴いた人にはかなり衝撃だったと思います。

「イノセントワールド」:ブレイクシングル。青春との決別の曲だが、「またどこかで出逢えるのは、自分の中の今の心の痛みなんだ」と

誰もが心の奥で抱えてる無垢な想いを力強いメロディーに乗せて歌い上げられています。

カタルシス感の強い桜井メロディーの中でも、このサビメロは突出していると思います。

「ジェラシー」:このアルバムの実験三部作の一曲。原子・遺伝子レベルから壮大な宇宙を想起させるサイケなサウンドが魅力的です。

「雨のち晴れ」:今までのミスチルになかった、20代男性が抱えるお気楽と焦燥が入り混じった、なんとも生活臭の漂う曲です。(笑)



今となっては若干サウンドが古く感じるところもありますが、90年代を彩った名盤ということで、是非聴いてみてください。

ミスチル「らしさ」の原点。
「アーティスト」と言われる歌い手は山ほどいるが、私に言わせれば、現行の歌い手で「アーティスト」と言えるのは、おそらくMr.Childrenくらいだろう。

表現性と商業性の両方で成功を収めた数少ない、まさしくポップスター。

そんなミスチルの、スターとしての地位を確立するに至ったシングル曲「CROSS ROAD」「innocent world」を収録した本アルバムは、

J-POPの王道をいく楽曲が多く、それでいてミスチルが自らの音楽性を方向付けたアルバムでもあると思う。

ちなみに現時点で、ミスチルの過去アルバムの中で、最も売り上げたアルバムでもある。本作がJ-POPにもたらした影響は計り知れない。



アルバム「Atomic Heart」は、恋愛的、青春的な歌詞が多く、ポップで爽やかな曲が多い。非常に聴き易く、今聴いても古臭さを感じない。

ただ、本アルバムの商品説明のページに「アルバム全体を通して科学的な雰囲気が散りばめられている。」とあるが、これについては、今となっては、

時代のギャップは否めない。(と言うか、どこにそんな雰囲気が散りばめられていたのかを探す方が難しい。)アルバム全体を通して、終始J-POPの王道という印象。

そして、「innocent world」の自己の心情を綴った歌詞からも分かるように、ミスチルは、この時期から自己表現性を拡大させていく。

以後のミスチルの楽曲は、J-POPであってJ-POPでは無く、かと言って洋楽のアーティストに類似している訳でもない、独立したスタイルを築き上げていく。

ミスチルの歌は、他のアーティストに比べても、カラオケで歌いにくい。これは、1つにはキーが高い曲が多いというのもあるが、

何より、ミスチルの歌詞は、メロディへの割り当てが非常に独特で、言葉と言葉のつなぎ目がわかりにくいというのがある。

他の歌手の歌は、以前に聴いた事が無い歌でも、割と歌えると思う。(童謡が、その最たる例)

ミスチルの場合、サビだけ知っていても出だしが歌えなかったり…。事前に歌を聴いた事が無ければ、まず歌えないだろう。

ミスチルの楽曲のメロディは、桜井氏が、自身の歌詞と声を存分に発揮させるためだけに存在していると言っても過言ではないと思う。

そしてこれこそが、ミスチルらしさの所以であり、他のどのアーティストにも似通っていない独自のスタイルの所以だろう。



ミスチル初心者にオススメ。個人的な感想だが、ミスチルは、最終的にはこのアルバムに回帰する気がする。

そして、単なる原点回帰では無く、より深みのある、より高みのある、より広がりのある何重にもなる魅力を兼ね備えた原点回帰になっていると思う。

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