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深海
深海
Mr.Children
定価: ¥ 3,059
販売価格: ¥ 2,753
人気ランキング: 1528位
おすすめ度:
発売日: 1996-06-24
発売元: トイズファクトリー
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
空前の大ヒットを記録した前作『アトミックハート』から、2年ぶりにリリースされたフィフスアルバム。ポップなメロディを得意とする彼らが、一転してハードでへヴィーなトーンで迫り、新たなファン層を獲得した。
アルバム全体に流れている「自分のなかで、何が一番価値があるものなのか」「自分が本当に欲しているものは何なのか」といった迷いを、懸命に探り続ける。そのピンと張り詰めたような緊張感が心地よい。この『深海』というタイトルは、のイメージから生まれたという。ほかになど、シングルの名曲も多く収録している。(生野 舞)
深く助走をとった方がより遠くへ飛べるって
ここ10年以上のJ-POPのエース、ミスチルの中では、
「異彩を放つ」という言葉がピッタリのアルバム。
ジャケットを見ただけで、そう感じると思います。
大ブレイク後のアルバムが、まさかこうくるとは、と当時思いました。
これで離れていった初期からのファン、にわかファンは多いと思います。
私はファンではなく、曲は口ずさんでしまうけど、
世の若い女性全てをトリコにしていた彼等を妬み憎んでいましたから、
むしろこのアルバムで好きになっていったヒネクレモノです。
「シーラカンス」が題材のようになっていますが、
私のイメージとしては、騒がしい世間から離れて、暗い海に深く深く潜っていって、
そこでやっと見つける事ができた、笑って咲く「花」。
それがあったから、また世間に戻って来ても、
いまだに彼等の曲は色褪せないし、新曲も消費される事なく名曲になっていくんだと思います。
ベスト盤を持っていようが、最近のファンの人はアルバムとして聴いてほしいし聴くべき名盤。
深いアルバム。
かなり完成度の高いアルバムだと思います。
目をつぶり、前半を聴いていると「深海」という情景がはっきりと浮かんできました。
全体的に暗い曲が多いと思いますが名曲揃いでしょう。
ただ、これはあくまでファンの僕の意見ですから、実際にそう感じない人もいるでしょう。
そうですね、「ミスチルに魅力を感じてきた」人が聴くといいんじゃないでしょうか。
「あまり知らない」人が聞くとと飽きちゃうかもしれないですね。
僕は桜井和寿ではないので、よく解りませんが、何かアルバムを通して深い意味が込められているような・・・
なんかそんな気がします。
「もっとミスチルを知りたい!」人は是非聴くべし!
表現の試行錯誤の結集
「アーティスト」と言われる歌い手は山ほどいるが、私に言わせれば、現行の歌い手で「アーティスト」と言えるのは、おそらくMr.Childrenくらいだろう。
表現性と商業性の両方で成功を収めた数少ない、まさしくポップスター。
アルバム「深海」は、最新アルバム「HOME」までのミスチルのアルバムの中では(そしておそらくこれから先のアルバムの中でも)最も異を放っている。
それは、「当時のミスチルファンがファンでありつづけるかどうかの踏み絵」と称されたほどで、今聞いてもミスチルの他のアルバムとは明らかに異質。
詩的世界は深化を極め、自己の追求、葛藤、そして社会的なメッセージの色合いが増す。「シーラカンス」等に見られる内省的な歌詞は、悪く言えばネガティブとも取れる。
サウンドについても、新しいものを作ろうと、当時最新鋭の外国のスタジオをわざわざ借り切って、意識的に作り出された。
アルバム全体を通して1曲を思わせる構成で、ポップで爽やかなトーンは無く、暗く重厚な雰囲気に仕上がっている。
本アルバムは、表現の試行錯誤の結集と言っていい。人によって好き嫌いは激しく分かれるかもしれないが、
ミスチルにとっての、日本音楽界にとっての本アルバムの歴史的意義は大きいと思う。
(ちなみに、元々本アルバムは「対をなすアルバムを2枚同時に出す」というコンセプトのもとで製作されたものらしい。もう一方が「BOLERO」)
ミスチル中級者向。入門者や、気分が滅入っている人にはおススメできない。
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