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Mr.Children 1996-2000
Mr.Children 1996-2000
Mr.Children
定価: ¥ 2,800
販売価格: ¥ 2,520
人気ランキング: 263位
おすすめ度:
発売日: 2001-07-11
発売元: トイズファクトリー
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
92年5月にミニアルバム『EVERYTHING』でデビューし、2001年で活動10周年となるMr.Children。本作は、彼らの96年から2000年までのナンバーから全13曲をセレクトした、ベスト盤の後期編である。95年までのヒット曲を中心に収めた、前期編も同時発売されている。
ありったけの愛を力いっぱい歌いあげる、ダブルミリオンヒットのや、どんなにつまずいても前に突き進もうとするポジティブな、自分らしく生きようとメッセージするなどを収録。前期のエネルギッシュなサウンドとは対照的に、安定感のある飾らない演奏で、じっくりと歌詞を聴かせる円熟のナンバーがそろっている。(松尾宣子)
名曲は何年経っても色褪せない
1992-1995のベスト版同様、こちらも音楽が古臭くなく
誰もがすんなり入っていけるアルバムになっています。
特に注目すべき曲は『終わりなき旅』です。
♪難しく考え出すと結局すべてが嫌になって そっと逃げ出したくなるけど
高ければ高い壁の方が上ったとき気持ち良いもんな まだ限界だなんて認めちゃいないさ
つらくなったときにはいつもこの歌を聴いて元気をもらってきました。
この曲はこれから中学・高校・大学入試を控えた受験生への応援ソングとして有名です。
いろんな曲聴いてきたけど、自分の中では応援歌としてはこの曲がNo.1です。
他にも大ヒット曲『名もなき詩』『花』『口笛』などなど、
今聴いてもまったく色褪せることのない名曲揃いです。
1992-1995のベスト同様かなりオススメです。
低迷する日本音楽界の最後の砦、ミスチルの初期ベスト。
「アーティスト」と言われる歌い手は山ほどいるが、私に言わせれば、現行の歌い手で「アーティスト」と言えるのは、おそらくMr.Childrenくらいだろう。
表現性と商業性の両方で成功を収めた数少ない、まさしくポップスター。
そんなミスチルの、おそらくスターとして最も過酷であっただろう時期(多少「1992-1995」と前後する)のヒット曲を集めた本アルバム。
ミスチルは、殺人的なスケジュールの中で精神的にも肉体的にも過酷を極めながら、それでも「名もなき詩」「花-Memento-Mori」等と着実にヒット曲を生み出していく。
詩的世界も深化を極めていく。歌詞は重みを増していき、初期の曲に見られたポップで爽やかな感じは影を潜める。
(曲の「深化」については、当時製作されたアルバム「深海」に最も如実に現れていて、ファンの間でも賛否両論であった。
しかし、今となっては、これらの過程も、ミスチルの歴史にとって必要不可分であったと誰もが認められるであろう。)
1997年、ミスチルは7ヶ月にわたるツアーを終え、活動休止を宣言。
私に言わせれば、この活動休止が、ミスチルにとっての音楽を見つめ直すターニングポイントとなり、そしてミスチルのその後の更なる成功を作り出したのではないかと思う。
本アルバムで特筆すべき曲は、「ニシエヒガシエ」「終わりなき旅」。
「ニシエヒガシエ」は、1998年2月、活動休止中の時期にも関わらず、曲だけ先行してリリースされた。(そのためPVには、ミスチル自身が一切出てこない。)
当時桜井氏は、コンピュータの最新作曲機材を購入して、精力的に作曲をしていたらしく、それが反映されてか、
本曲の印象は、バンドサウンドと言うよりはコンピュータに打ち込まれた旋律を思わせる。色んな意味で新しい曲という感じ。
そして「終わりなき旅」。この曲でミスチルは本格的に活動を復帰した。ファンが待ちわびた瞬間だった。
「高ければ高い壁のほうが登った時気持ちいいもんな」という歌詞には、タイトルと共に、ミスチル自身の、更に上を目指す決意が現れていると思う。
(ちなみに本曲は、私個人の感想だが、ミスチルの作詞家、メロディメーカー、ボーカリストとしての天性の才能が、一番バランスよく集合されていると思う。)
ミスチル入門者に「Mr.Children 1996-2000」とセットでおススメ。
ちなみにブックレットには、当時の経緯、エピソード等が詳しく記されている。
文句のつけようがない王道
まったく王道である。
ポップミュージックの王道は何かと言ったら、大多数の共感を得るということである。スポーツやなんかとは、そこが違う。
常人からかけ離れてるようでは、もはや王道ではないのである。
そして1996-2000の日本の若者(特に男子)の王道はここにある。
売り上げ枚数の正確な数字は知らないけど、ともかくセールスの数字がそれを如実に表しているだろう。
極めて一般的な感性の範疇で、努力を重ね、自らの内面と世界への関わり方を突き詰めて到達した、完成度の高い作品がここにある。
ただ、それが世界のすべてかというと、全然そうではない。
つまりこれが1996-2000の王道であるのは、単なる結果だ。
大勢が認めたというだけのことである。
それはそれですごいことだが・・・、しかし自分としては、いつかハンバーガー屋で流れていた「名もなき詩」を聞いて、この歌の中で完結する世界を想像したらゾッとするな、と心の中でつぶやいたのを覚えている。
要するに、真実は広く深い。
この作品に含まれる楽曲は、それをすくうには少々短いスプーンのように思える。
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